【雅雪窯について】


「雅雪窯」と名乗ってはいますが、別に九谷焼の窯元なわけではありません。
当サークルでは、お土産物屋さんの「九谷焼絵付体験」などに行って、
白い目で見られながらも、東方系のイラストを皿や湯呑みに描いて、
それを焼いてもらっています。


【九谷焼の色彩について】


九谷焼では、色は和絵具で五色、洋絵具でも七色しか使いません。
そして自己紹介のページでも書いた通り、私は色弱なので、
この九谷焼の色の少なさが非常に助かっています。
何か、運命じみたものすら感じてしまいますね(笑)。

さて、当サークルでは、
絵付けに行く前に、サインペンで事前に絵を描いておき、
それを参考にしながら、本番の絵付けを行っています。
色が少ないので、「このキャラの髪はどの色でどんな風に描くか」などは、
事前に考えて決めておいたほうがいいからなんですね。

この事前に描いておく「下絵」のうち、
比較的出来のいいものを掲載しておきます。


魔理沙
魔理沙


慧音
慧音

魔理沙のほうは大した差は出ませんが、慧音のほうでは色が少ないために、
本来よりも色合いが強くなっているのが分かると思います。


【余談 初期の作品の写真が残っていないことについて】


実は最初に九谷焼の作品を同人誌即売会に出した時は、
買っていただけるとは全く思っていませんでした。
買っていただいた方には失礼な話ですが、最初に出した九谷焼の湯呑みは、
自分にとっては落書きみたいなもので、あれを買ってくれる人がいるということは、
正直言って完全に想定外でした。絶対、最後まで売れ残ると思っていました。

ところが、弟が打ったドット絵を使い、業者さんに作ってもらった私の自信作、
「東方ドット絵マグカップ」のほうは最後まで売れ残り、
自分のショボイ手描きの絵が描かれた「東方九谷焼湯呑み」のほうは、
開始15分で全部売り切れてしまいました。

同人誌即売会への参加は、こみたい55(2008/7/27)が初参加だったのですが、
同人誌即売会というものの特性というか、面白さに触れたのは、
自分にとって、かなり新鮮な体験でした。

自分が思うに、少なくとも金沢のような地方都市での同人誌即売会では、
作品の完成度とか、プロみたいに上手いかどうかとかより、
手造り感とか、オリジナリティとかが求められているのかな、と思いました。

…まあ、以上のような事情により、私の初期の作品である九谷焼の湯呑みは、
写真一枚すら手元に残っていません。恥ずかしくて友達にも見せなかったので、
実物を詳しく知っているのは、今では作者である私と、
買ってくださったお客さんのみだと思います。

が、人間というのは勝手なもので、
手元にある時は「落書き」としか思っていなかったくせに、
絵を見るのも嫌で、いつも箱の中にしまっておいたくせに、
いざ手放してしまうと、やはり、多少は後悔するものです(笑)。

今では、「写真の一つでも撮っておけば良かったな…」と思っています。
だって、皿や湯呑みに絵具で描いた絵を焼いてもらい、
それを直接お客さんに手渡しているわけですから、
紙に印刷した同人誌などとは違って、
全ての作品が、世界に一つだけのオリジナルなんですね。
そのことを、作品が手元になくなってから、改めて気付かされた気がします。

でもまあ、ほこりをかぶっていても構わないから、
買ってくださったお客さんの部屋の隅にでも置いてもらえているのなら、
それでいいかな、と思ったりもするんですけどね(笑)。

いずれにしろ、購入してくださった方、本当にありがとうございました!


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